Presentation&Interview #37

Interview株式会社細川木材 インタビュー

• 空気が気持ちいい自然素材の家で、体にやさしい暮らしを。

  効率を優先させて家を建てるなら、石膏ボードやビニールクロス、合板を使えばいいと思います。でも細川木材では、手間がかかっても自然素材を使った家を建てたいと考えています。主な材料は天然無垢材と漆喰とウール（断熱材）。どれも昔から人間が使ってきたものばかりです。自然素材には湿度を調整する働きや消臭効果、殺菌効果があります。家そのものに健康になろうとする力があるわけです。私たちが提案するのは、空気が気持ちよくて、体にやさしい暮らしです。

  

• 正倉院と同じ「板倉構法」による家づくりが得意。

  日本には多湿の風土に負けない伝統技術「板倉構法」があります。これは1200年以上前に建てられたと考えられている正倉院と同じ工法。一般的な木造住宅の約3倍の木材を使用しますが、地震にも火事にも強く、丈夫で長持ちします。細川材木は、この板倉構法を得意としています。材木店でもあるため、在来工法と同程度のコストで提案できるのが強みです。板倉構法の家は外部の遮音性も高く、木に包みこまれるような心地よさで、心をリラックスさせてくれます。

  

• 自然素材の家は、時間の流れとともに味わいを深めて成長する。

  自然素材にはたくさんのメリットがある一方で、いくつかの注意点もあります。私たちはその両方の情報をお伝えして、それでも気に入っていただけたお施主さんと一緒に家づくりを始めます。なるべく地元に近い産地の木を選び、1棟1棟に時間をかけて丁寧につくっていくのが信条です。自然素材の家は、時間と共に劣化するのではなく、味わいを深めて成長します。ですから家も家族の一員と考えて、長い人生を共に過ごしてほしいと願っています。

  

• 木に包まれる家で薪ストーブと一緒に暮らす。

  自然素材に包まれた体にも心にもやさしい家です。キッチンと水回りの動線を整理し、洗う・干す・収納を一直線に結んで洗濯の手間を軽減しています。リビングはタタミコーナーと外のデッキにつながっているので、いろいろ楽しみながらリラックスできると思います。この家と相性がいいのが薪ストーブです。漆喰の壁がストーブの輻射熱を貯め込むので、家全体がじんわり暖かくなります。なお、材木店でもある当社が端材を用いた薪を提供できるため、お施主さんは薪の準備が不要です。

  

Works株式会社細川木材 作品実例